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2017年07月08日| 2017年08月10日 |- ブログトップ

出汁飲みながら帰省した [日常]

出汁の美味しさに目覚めた日

「料理を作るのが好き!」という人にあこがれてはや20年。

生きている途中で結婚し、必要に迫られたから毎日料理を作ってはいるけれど、これといって上手になる気配はない。得意料理は永遠に「クリームシチュー(私の好物)もしくはカレー(家族の好物)」で、メニューに困ったら「肉野菜炒め」に死ぬまで頼る人生なんだろうなと冷蔵庫内を覗き冷気を心地よく浴びながら考えた。

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学校での様子は撮影不可でしたので、写真では出汁をとる様子を随時お伝えします

そんな苦手な料理に立ち向い続けるなか、子供の通う学校で「栄養士さんに食事のこと質問してみませんか?」という保護者向けの集まりが開かれることになり、こんな私が行ってもいいのかとビクビクしつつ、でも興味まるだしで参加してきたのだ。

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木を削ったみたいだけど乾いた魚

栄養士さんから学校給食にかける意気込みやメニューへのこだわりを、もらった給食のレシピを眺めつつ聞いていたのだが「工程が多すぎてマネするの無理!」と開始10分で白旗をあげてしまいました。気の利いた質問も思いつかず終了時間に近づいたころ、栄養士さんから「終わる前に給食で使っている『出汁』を飲んでみませんか?」という最上級に魅力的な提案を受けたのです。きっと私と同様に暗い顔して頭を抱えている保護者が多かったから気を利かせてくれたんでしょう。栄養士さんグッジョブ!

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見た目から薄くて美味しくなさそうだったので、もう一回削り節を投入することにした


出汁に振り回されたあの日々

家で戯れに出汁を取って味噌汁や煮物を作ったことはあるのだが、いつもひと味足りないのが気に入らなくて気が付くと出汁をとらなくなっていたのだ。「出汁とり期間」「not出汁とり期間」を数ヶ月単位で寄せては返す波のように繰り返すイメージ。出汁とりが苦手すぎてこれにたよる毎日。うどんスープほんと好き。

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今度は濃くてちょうどいい感じ。塩を入れずにそのまま飲むことにした


本気の出汁が美味すぎる

余談という名のいいわけが長くなりましたが、この会の最後に飲んだ出汁が「おかわりいる方いますかー?」と言われた瞬間に席を立ちあがり「コップなみなみ注いでください!」と図々しくお願いしてしまうくらいほんとに美味しかのだ!学校行事ゆえに写真がなくて本当に申し訳ない。

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一滴も無駄にしたくないが、見た目も考えキッチンペーパーで漉す

塩分なしと塩分ありの2種類用意されていたので遠慮なく飲み比べてみました。私は塩辛いものが苦手なので塩分なしが好みだったのですが、他の参加者はみな塩分ありを好んで飲んでいたんですよね。アレ、チョットワタシハヒトトミカクガチガウノカナ…いやいや、薄味が好きなだけだ。それだけなんだ。ふう納得。

そんな時、隣に座っていた人が「そういえば、東京には「出汁スタンド」があっていつもお客でにぎわってるらしいよ」と一言。えっ、本当?本当でした。出汁スタンド、女性に人気があるみたいですね(予想)。疲れた体に出汁が染み渡るの?気付け薬がわり?どんな気分になるのか私も試してみたいと思い実際に出汁飲みながら歩いてみることにしました。(ただし、自分で出汁をとるところからはじめます)

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そんなこんなで持ち運び用の出汁が完成。色はとてもキレイ。暖かくておいしい。まさに「出汁」


出汁飲みながら帰省開始

ちょうど、実家に帰省する予定があるので、出汁を飲みながら空港に向かうことにしました。

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朝早くから出汁をとったりしていたのですでに疲れている 午前9時すぎ

さて、最寄り駅に到着。一緒に帰省する子供にジュースを買い与えつつ、私は出汁を一口。
あれ、なんか酸っぱいよ?出汁を取った時はこんな酸味はなかった気がするんだけど、出発するまで出汁を冷蔵庫に入れておいたから冷める時に酸味がでてきたのだろうか。考えても正解がわからないので不安なまま電車に乗り込んだ。

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子供に撮影を任せたので非常に不安を感じている 午前9時15分

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酸味が気になってこれ以上は喉を通過しなかった 午前9時20分

お茶や水なら電車内でも飲んでしまうのだが、「出汁が酸っぱい」ことが気になってあまり飲む気分にはならない。そんな私を気にすることなく子供はジュースを飲み進める。ちょっとうらやましい。

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途中で見つけた勢いのある小僧 撮影場所不明


疲れてくると記録と記憶が減る

あれこれ乗り換えていると疲れがたまってくる。疲れると気分転換に少しずつ出汁を飲み始める。最初は気になった「酸味」も、疲れた体にはむしろ飲みやすくなり、浜松町を過ぎたあたりでかなりの量を飲み進め、残り半分弱になった。ああ、もうすぐなくなってしまう。でも、ちびちび飲みすすめようとは思わない。なんだろう、この雑な感じは。

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なぜ撮影したのかわからない「はままつちょう」疲れているんだろうか。 午前10時15分

品川駅で京急線に乗り換える。ここでの乗り換えを間違えると空港に絶対につかないので慎重に足元の表示を見ながら移動する。地味な上に若干見た目が悪い気がするけど、すぐに乗り場を間違える私にはこんな直球な表示が本当にありがたい。さて、乗り換えも一区切りついたので、また出汁を飲むことにする。残り半分くらいだから全部飲めるだろうと思ったらゴクゴクと景気よく飲み進めることはできない。見た目はお茶と似ているが液体に溶け込んでいる成分がお茶よりも多いから胃が受け付けないのだろうか。

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もうすぐ羽田。よく見るとまだ半分も残っている。 午前10時40分


出汁への執着を知る

出汁の成分に思いを飛ばしている間に羽田に到着した。空港に無事到着した喜びと出汁の写真を撮るのに夢中になって飛行機の写真を撮り忘れてしまいまったく空港を感じないが、ここは確かに空港である。

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羽田にやっと到着。2時間の移動でここまで飲み進めることができた。 午前11時

到着までの2時間で500㎖ペットボトル1本のみ切ることはできなかった。敗因は「義務感で飲み進めていたような気分」しか感じられなかったことだろう。2時間飲んで出た感想が「酸味を感じた」「思いのほか喉を通らない」の2点だけ。写真のキャプションも気が付けば後ろ向きなコメントばかり入力している。出汁スタンドで一杯飲むにはちょうどいいけど、ずっと飲み進めるのは厳しいということなのだろうか。

ただ出汁の実力は移動中の気分転換ドリンクではなく、別の何かと組み合わせればより魅力があがるのだろうと思う。たとえば味噌とか、醤油とか…それなら食事に合わせたいような…。

おっと、今は料理ではなく「飲み物」としての出汁の魅力を感じたいので、次は別の方法で出汁の魅力を探してみようと思う。

なぜ私がこれほどまでに出汁に執着するのか、出汁と向き合い続けることでその答えを見つけてみたい。ただ、本気でその答えが知りたいのか今もまったくわからない。なんてことを考えながら残りの出汁を飲み干した。

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